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2017年9月13日水曜日

Rozeo Guitars

私の現在の好みのギターは Rozeo Guitars の Ladybug です。

私は、フルアコースティックやセミアコースティックのギターに対してある種の先入観があり、ずっと避けていました。
「ボディーが単板ではなく箱状であるため、強度がなく、すぐに割れたり反ったりしてしまうのではないか」という先入観です。実際にボディーが変形して膨らんだり割れてしまうのを過去に 2度経験しています。某国産メーカーのリッケンバッカーモデルと某国産メーカーの小ぶりな セミアコモデル。今から40年ほど前の経験が先入観となり、ずっとソリッドボディーのギターばかりを手にしてきました。

しかし、「40年前のような粗悪なギターはここ最近は減ってきたのではないか、優秀な国産ギターメーカーが作るフルアコやセミアコは昔とは比べ物にならないぐらい品質が高いのではないか」という考えを最近では持つようになりました。

フルアコやセミアコはその豊かなボディー鳴りのおかげで、エフェクターをつながなくても、表現力豊かな音色が出せるという事実を Youtube の普及により見聞きすることも可能になってきました。

10年ほど前から良いフルアコやセミアコを探す旅が始まりました。
・  D'angelico NYL-2
・ Seventy  Seven Albatross STD
・ Seventy Seven Exrubato Full Hollow
・ Fujigen MSA HP
・ 渋谷ウォーキン  ATSP Bridge Block

過去に上記の5本買いました。
確かに素晴らしい木工技術で、ボディーが膨らんだり割れたりなんてことは一切ありません。
試奏するだけではギターの本当のところはよく分かりません。それで買ったわけです。
しかし、5本ともすべて売り払い今は手元にありません。

理由は、強度とは関係のない部分でした。
a) ボディーの幅が大きくて抱えづらい。
b) ボディーに空洞があるはずなのに重量が重たすぎる。抱えづらい。
c) ネックが扁平で薄すぎ、ネックの鳴りが不十分。
d) 箱ものギターの醍醐味であるはずのアンプに繋いでいないときの、生鳴りが小さすぎる
e) アンプを繋いだときの音質に問題がある。
等です。
これらは試奏のときには気づかず、何か月か弾いてはじめてわかるものでした。

そんな折、あるときフラッと訪れた楽器屋さんで出会ったのが Rozeo Guitars のギターです。
関西で Rozeo Guitars を置いてあるお店


(1) Rozeo Ladybug Mahogany
 ・ フルアコースティック 、フルデプスボディー、マホガニー
 ・ ノンカッタウェイ、
 ・ P-90 x1 ピックアップ
 ・ マオガニー 3ply ボディー、
   ・  マホガニーネック
   ・  25inch ( 636m) スケール
 

Rozeo Ladybug #1
ホディーは小さいのに、とにかく生鳴りの音がでかい。アンプを通さずにストロークして歌の伴奏が可能なぐらいの箱鳴りがします。
アンプにつなぐとなんとも良い音色。P-90 ピックアップとマホガニーを使ったプライウッドの相性が良い。

箱鳴りが大きいのにボディーは小さく、しかも軽く 抱え心地 OK。

25inch スケールが弾きやすい。
このギターの弦のゲージは 0.11 です。
それまでは太くても 0.10 ゲージまでの弦でしか弾けないと思っていました。
昔の記憶では 0.11 ゲージだと左手の指先が痛くなったり、左手首に負担が大きかった。
しかし、Rozeo は 0.10 のギブソンと全く同じ感覚で0.11 の弦が弾けてしまいます。指や手への負担は全く感じさせません。いわゆるネックの仕込みの良さというものでしょうか。

昔の先入観にまだ少しとらわれている私は、少し意地悪なテストをこのギターにしてみました。
それは、
チューニングして弦を張ったまま、ゆるめることなく、弦交換のときだけ緩めるという耐久テストです。これをこのギターに丸3年間行いました。

3年経過した後、ボディーのどこにも異常は出ていません。
弦のテンション感も変わらずです。ギターが出来たときから徐々に木が乾燥していきます。この自然乾燥に伴って木の歪みのようなものが露呈してボディーが変形したり割れたりするのです。
しかし、この Rozeo はきちっと楽器としての形状を保ち続けています。

この3年間で行った微調整は、トラスロッドをわずかに約10度ほど締めたのと、ブリッジの位置修正(約1mm移動)を一回しただけです。

このストレス・テストと、微調整の結果を受け、もうすっかり Rozeo Guitars のファンになりました。



(2)  Rozeo Ladybug TBC Mahogany
 ・ フルアコースティック、シンボディー、マホガニー
 ・ シングルカッタウェイ
 ・ P-90 x1 ピックアップ
 ・ マホガニー 3ply ボディー
 ・ マホガニーネック
 ・ 25inch ( 636mm ) スケール


Rozeo Ladybug #2
#2は Thinbody です。#1 のボディーの厚みが 70mmで、こちらは 44mm と薄型です。
#2 はカッタウェイ(ボディーとネックの付け根がへこんでいる) が付いてハイフレットがとても弾きやすくなっています。
薄型ボディーになったため生鳴りは小さいかと思いきや、Deep Body の #1 と比べて僅かに音圧が下がるだけです。
公園に出かけて生音だけ練習したり、ギター教室にもっていったりと活躍しています。


(3) Rozeo Ladybug -CB
・セミアコースティツク、シンボディー、メープル
・シングルカッタウェイ
・ハンバッキング・ピックアップ x2
・メープル 3ply ボディー
・マホガニーネック
・15inch(636mm) スケール

CB とはセンタープロックのことで、こちらはセミアコです。しかし、Gibson のセミアコとは異なりセンターブロックに特殊な穴が開いていて、軽く、箱鳴り感もありつつ、芯のある音です。
重量は #1 や #2 よりも若干重く 3.4kg です。

Rozeo Ladyvug #3

このギターはアンプのテスト用です。アンプのテストは何本かのギターで弾いて全てのギターの音が良いことを確かめてからテスト完了とします。Fender ストラト系、Gibson LP 系、フルアコ系と全部のギターで確かな音質を出さないとアンプのテストは不合格となり、回路のやり直しをします。 Gibson系の音はGibson レスポールを使っています。しかし、Gibson ではテストしきれない回路に潜む音の濁りをたたき出すためにこのギターが必要となりました。
理由はその独特の鳴りにあります。芯がある上に乾いた箱鳴りが加わります。
セミアコといってもこの Rozeo の センターブロックにかなうセミアコは今まで出会ったことがありません。
昔1959年製のレスポールを弾かせてもらったことがあります。かなりそれに近い音がします。全く同じではありません。しかし、59年製のギターの木がよく乾燥された枯れた味わいとサステインを持っています。近年の Gibsonでは味わえない味をこのギターは出せます。

通常のモデルはカーリーメープルでいわゆるトラ目が出ています。しかし、私はあえてプレーンメープルにしてもらいました。あくまで真面目なテスターなので木目はおとなしく。
カラーはギャンプスのロゴカラーと同じグリーン(青緑 DIC137)にしてもらいました。





4 件のコメント:

  1. セミアコの購入を考えておりますが、サドウスキーのセミアコも寺田楽器で製造されているそうですのでロゼオとの音の違いについてご意見をいただければ幸いです。

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  2. 回答が遅くなり申し訳ありません。おっしゃっているように、Rozeo とサドウスキーは同じ寺田楽器で作られています。ブランドが異なるとサウンドも異なります。その違いを言葉にするのはなかなか難しいです。がんばってトライします。ロゼオはサドウスキーよりはアコースティック寄り、ボディーの軽さも相まって少し軽やかな感じです。かといってアコギのようにキラキラした感じは控えめでアーチトップのもつ渋さ、落ち着き感がきちんとあります。サドウスキーはロゼオよりは少し重厚な感じと言えばよいでしょうか。ボディーの重さもあり、私はそのように感じました。私がいくら言葉を並べても実際にお弾きになる感覚とは比較になりません。ぜひ試奏なさることをお勧めします。関西なら三木楽器アメリカ村、名古屋は Gold Star、東京では Last Guitar に置いてあります。以上です。

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  3. rozeoギターについて気になっていたのでとても参考になりました!
    質問なのですが、rozeoの生音はどのくらい大きいのでしょうか?
    フルアコはとても大きいとのことですが、ミニアコースティックギター位鳴るのでしょうか?
    セミアコの生音は生音でも練習できるレベルでしょうか?
    rozeoギターを試奏できる環境にないので是非教えて欲しいです

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    1. 最近アコースティックギターの試奏に出かけています。この前、Rozeo よりも生音の小さい個体に出会い驚きました。廉価版の中国製でした。私のお目当ての欲しいアコギは Rozeo ヨリモ大きい生音ががします。以前 D'aqquisto のニューヨーカーというギターを持っていました。これも寺田製でした。あれよりも確実に生音は Rozeo が勝ります。公園に出かけてアンプつながずに練習するときはいつも Rozeo です。Rozeo の生音の大きさはフルアコの中では大きめ、よくできたアコギよりは小さめという感じです。出音のシャープさや倍音の出方はフルアコとアコギとは異なります。アコギはアコギの良さがあり、現在私はアコギも物色中です。ご参考になれば。

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