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ギャンプスのロゴです。

2018年7月28日土曜日

GAMPS BAMP 50 bass amp

ギャンプスのベースアンプです。

BAMP 50 といいます。

回路がスピーカー振動に共振するのを防ぐため、

スピーカー・キャビネットとは分離したヘッド・タイプです。

ライブも行われる Jazz 喫茶に置くためオーディオアンプ風の

外観に仕上げました。

BAMP 50 with 12" x1 Cabinet

【使用 スピーカー・キャビネット】
 Ampeg SVT210AV を使用しています。
Eminence の4Ωスピーカーを直列つなぎにしてあり総合インピーダンスは8Ωです。
非常に落ち着いた低域が出るのと、変な高域のレゾナンスが出にくいのとで BAMP 50 との相性は抜群です。

当キャビネットを購入する前にネット投稿を検索しました。
トランジスターアンプのヘッドとこのキャビを使ってのコメントばかりでした。スピーカーは交換した方が良い等、ネガティブなコメントが多かった。真空管アンプで使った人の意見は皆無、つまり真空管アンプで試した人はおられないようでした。
私はその投稿を読んで「このキャビは絶対に使える」と直感しました !!!
だって Ampeg が作ったキャビネットで SVT というネーミングです。真空管ベースアンプと相性が悪いわけがないと思ったのです。
そして購入、むしろ自信満々で購入しました。結果は>>>
OK Very Goodでした。

ネット上の「ある種のことを常識としてとらえてる人の意見」はその常識を非常識と考える人には逆の評価となる良い例。つまり、ベースアンプはトランジスター回路が常識となさっている人に不評のキャビも真空管アンプで使えば音が良いものもある、ということです。
BAMP 50 with 10" x2 Cabinet

facade, circuits, transformer
外観
以下の写真はアンプの取り扱い説明書とスペックです。
ライブ時に当アンプを使用されるミュージシャンのために
アンプに添付しています。

User instruction
取り扱い説明書とスペック
【All Tubeです】
Power amp は 6L6GC x2 のプッシュプルで Fixed Bias です。
Phase Inverter は 12AT7 x1
Pre amp は 12AX7 x1
シンプルな構成で良い音を目指しています。

テーマは
「私自身がアコースティック・ベースを弾いて納得できる音」

市販のベースアンプ(トランジスター回路)からは変なレゾナンスが聞こえ、扱いにくいと感じています。
12AX7, 12AT7, 6L6GC x2
12AX7, 12AT7, 6L6GC x2


【トランス】
PT 電源トランス : TANGO MX205
CT チョーク         : Noguchi PMC1010H
OT 出力トランス : Hammond 1750M
( Fender ブラックフェース Bassman 50 互換)

From left to right, PT, CT, OT
Transformers


【回路】
元となった回路は Fender Bassman のブラックフェース(AA165 ) Bassman 回路およびシルバーフェース 50W Bassman 回路の良いとこどり、プラス GAMPS オリジナル回路です。

オリジナル回路部の特徴
a ) ノイズの少なさと、演奏時のピッキング・ニュアンスの
     出しやすさは特筆です。
b ) チャンネル切り替え無しで、ギターにもベースにも
 両方使えるサウンドに仕上がっています。


GAMPS Original Circuit
心臓部の回路

当アンプは Jazz ライブ


【サウンド その1】

Bacchus BAB 700-FMH  という、
バッカス製の小型アコースティックベースを使った
サウンドです。
Jazz 喫茶 Yugeyaさんの Facebook より





【サウンド  その2】

こちらは ギターを使っての試奏風景です。
Jazz 喫茶 Yugeya さんの Facebook 画像より。




#bassamp #GAMPS #BAMP50 #TubeGuitarAmp

2018年7月24日火曜日

GAMPS Green Reverb

GAMPS Green Reverb

ギャンプスのギターアンプ技術を総結集させた

フラッグシップモデル Green Reverb

満を持しての登場です。


サウンドコンセプトは、

太く艶があり、ビッキングダイナミクスに敏感に反応し、

暖かく、且つ、腰くだけしない、絶妙のクリーンサウンドです。

エフェクター無しで、ギターのボリュームコントロールだけで

バッキングかにらソロまでこなせる実力をもっています。

「歪ませていないのにソロが採れる音」を体験できます。


オールチューブドライブのリバーブを搭載しています。

GreenReverb front view
GAMPS Green Reverb

【コントロール】

左から

Input  1,   Input 2

Volume,   Treble,   Bass

Enhance Switch

Reverb Switch

Reverb


Simple faceplate, 4 pots knob and 2 toggle switches
Face plate of Green Reverb

Enhance スイッチとは、

「通常ならば削られる倍音を削られないようにする」スイッチです。

オンにするとゲイン感が増します。ハイゲインチャンネルにスイッチしたと勘違いするくらい高感度になり、音圧感が増します。

機構としてはゲイン段数に変化はありません。

Enhance Off 時=ブラックフェース AB763 の回路に近い音

Enhance On 時= AB763 では削られる音を捨てずに生かす

注) 但し、
Enhance ON と同時にリバーブのレベルを深く(8 よりも大きく)
するとアンプは発振します。
リバーブをカットして発振から逃れられるようにリバーブポットの左にリバーブのキルスイッチを付けてあります。

Enhance On で Reverb 10 というような、そんな使い方をする人はおられないと思っておりましたところ、実際にはいらっしゃいました。


【キャビネット】

近年では国産アコースティックギターのボディーにも使われる美しい

桜( Cherry ) を堅牢なフンガージョイント構造で組み込みました。

トーレックスは貼らず木肌を活かすオイルスティン仕上げです。

板厚を大きくし、スピーカー効率を最大限に引き出しています。

同時に不要な共振を抑え、回路の機械振動を極小化し、

さらなる音質のクリア化に貢献しています。

「堅牢さ」と「持ち運び可能な重さ」の両立を実現しています。

側板の上部に手が入る掘り込みを入れ、持ち運びやすくしました。

他のアンプには無い仕様です。

このキャビネットは木工房yz のお力をお借りし、製作いたしました。

side view of baked wood cabinet
Side View of Green Reverb

Rear view shows Back PNL and speaker
Rear View of Green Reverb



【スピーカー】

スピーカーは音の厚みと質量の軽さの両面を兼ね備えた

 Neogium マグネット仕様です。

Eminence の Lil' Texas を搭載しています。

スピーカーケーブルは AIW 社製 GE 復刻版使っています。

美しいクリーンを迫力の音圧で再生します。


Lil' Texasスピーカーが GreenReverb の回路の音を 100%

活かし切ることができます。

しかし、敢えて交換スピーカーの候補を上げるとすると、

以下2機種ぐらいでしょうか。(2018年7月現在)

① Eminenceの Tonker Lite

② Weber のNeomag 12 ( Ted Weber 亡き後は生産されていません)


Eminence Lil' Texas's magnet is Nedium
Eminence Lil' Texas's speaker magnet

【トランス】

サウンドの要となる出力トランスと電源トランスは
マーキュリー製の GreenReverb 専用トランスです。

チョーク(CT) は
マーキュリー製のブラックフェース用トランスです。

リバーブトランス(RT)は
Fender 純正互換の米国製トランスです。


【トランス型番】
出力トランス(OT):
 MercuryMagnetics製   型番:GAMPS-GREENR-O

電源トランス(PT)
MercuryMagnetics製 型番:GAMPS-GREENR-P

チョークトランス(CT)
MercuryMagnetics製 型番: FBFS-C3H

リバーブトランス(RT)
米国製互換タイプ 型番: 037099
All four transformer are MercuryMagnetics
Green Reverb Transformers


GAMPS-GREENR-O
Green Reverb OT  Transformer specially tailored by MercuryMagnetics

GAMPS-GREENR-P
Green Reverb PT Transformer

【GreenReverb の回路】

ベースは Fender の AB763 回路に置きつつ、

Vibroverb にSRVが施した MOD の要素も組み込み

その上で ギャンプス独自の回路に仕上げました。

Enhance Switch もそのひとつです。
Circiuits picture
GreenRevereb Hand Wired circuit

Volume, Treble, Bass のノブでサウンドをコントロールする回路をトーンスタック(Tone Stack) と呼びます。

仮にFender ブラックフェース AB763回路図のデッドコピーの音は、
下図のように中域が谷のように削られた周波数特性となります。
Visual frequency response curve of tone stack simulator
Tone Stack simulation

数多くの修理や MOD をお引受けしたり、
オリジナルアンプで実装実験をしたりして、
回路のどの部品をどのような値にすれば、どんな音になるのか、
部品の材質や、メーカはどこを選べば、どのような音質になるのか、
というノウハウと技術の蓄積があります。

a) 絶妙な部品の値の決定と、
b) 最適な部品選択(材質・メーカー)
を駆使し、サウンドを下図のように自在に動かすことが可能です。
Frequency response cureve of different RC value
Tone Stack Simulation 2
GreenReverb のサウンドコンセプトである

① 太く艶があり、ビッキングダイナミクスに敏感に反応

② 暖かく、且つ、腰くだけしない、絶妙のクリーンサウンド

③ エフェクター無しで、バッキングかにらソロまでこなせる

を実現するために、

ノウハウと技術力を回路の隅々にまで生かし、

GreenReverb 独自の回路に仕上げ、

Flag Ship の名にふさわしいサウンドを実現しています。
Actual tone stack picture of GreenReverb
Tone stack actual circuit

Volume, Treble, Bass, Enhance


【サウンドのサンプル Part1】
アンプセッティング Vol 3, Treble 6, Bass 3
リバーブ無し、エンハンス無し

使用ギター KingSnake  Curtis   P/U P90
参考→ Curtis のウェブサイト




【サウンドのサンプル Part2】
アンプセッティング Vol 3. Treble 6. Bass 3.
リバーブ・オン、エンハンス・オン

使用ギター Rozeo Ladybug CB  P/U Humbacker
参考→Rozeo ギターの Facebook ページ







Front view of GreenReverb guitar amplifier
GAMPS GreenReverb


#Rozeo #Ladybug #KINGSNAKE #Curtis