GAMPS logo

GAMPS logo
ギャンプスのロゴです。
ラベル 売却済 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 売却済 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年9月3日土曜日

Fender Vibrolux Reverb ('77 silverface) for sale

 Fender Vibrolux Reverb '77

オーバーホール済 + ブラックフェーシング済 

SOLD, Thanks

1. アンプの外観

中古としては比較的きれいな外観です。
☆ 消毒済み、クリーニング済です
☆ 側面角にトーレックスのスクラッチ 1か所有り

front view of Fender Vibrolux Reverb silverface
正面

Face plate close up
フェースプレートのクローズアップ

rear view of Fender Vobrolux Reverb
背面

a tiny scratch on tolex
左上部の角のトーレックスのスクラッチあり

right side view of Fender Vibrolux Reverb
右側面

top view of Fender Vibrolux Reverb
右上部

2. アンプの基本仕様

回路仕様: オールチューブ、ハンドワイアード回路
音響出力: 35W RMS
スピーカー: 10 インチ x 2個 ( 8Ω x 2個の並列接続=4Ω)
出力管: 6L6GC x2 プッシュプル
整流方式: 整流管 真空管 5U4GB もしくは 5AR4
プリ管 : 12AT7 x2 本  12AX7 x4本

List table of each Fender guitar amplifier models
Fender ヴィンテージアンプの一覧表

ポジション( V1~V9) ごとの真空管タイプと役割の概説
Tube numbering and its corresponding function
Fender Vibrolux Reverb の真空管タイプとポジション毎の役割

当アンプの標準の電源電圧

export version PT and 100V indication
複数の一次配線の電源トランスとバックパネルの100Vの表示 

アンプは製造時に輸出仕様の電源トランスが搭載されています。
この電源トランスは一次側配線が複数あり、
各国の色々な電圧に対応できます。
このアンプは出荷時点から 100V 用の配線が施された状態です。

このアンプは元々100V 仕様です。
コンセントの電圧を120V に昇圧する必要はありません。
万一間違って昇圧した電圧を加えると、著しく寿命が縮んだり、
壊れたりします。

現在搭載している真空管のインベントリー

V1:12AX7WA SOVTEK
V2:12AX7 Electro Harmonix
V3:12AT7 Electro Harmonix
V4:12AX7WA SOVTEK 
V5:12AX7WA SOVTEK 
V6:12AT7 Electro Harmonix 
V7:5881WXT SOVTEK
V8:5881WXT SOVTEK
V9:5U4GB JJ

スプリング・リバーブ・タンク(パン)

アメリカ国内で製造されたスプリング・リバーブが搭載されています。状態は良く、問題なく使えます。型番は Fender のコンボ用の定番 4AB3C1B です。
ACCUTRONICS 4AB3C1B Made In USA
Reverb pan is Accutronics made in USA
本機のリバーブ・パン

zoom up of the letter of made in USA
Made In USA の証

注) Accutronics の商標は現在は韓国のBelton が持っています。
  昨今、生産されたAccutronics は韓国製です(Made in Korea)


3. 実施したメンテナンスの内容

A) 徹底したオーバーホールの実施

☆全てのアルミ電解コンデンサー交換
  ・使用部品メーカー: Sprague ATOM, F&T, Nichicon
  ・目的:寿命を迎えた部品を新しくする

☆全てのカーボンコンポジット抵抗の交換
 ・使用部品メーカー: Kamaya、Xicon
 ・目的:熱疲労により壊れる寸前の部品の事前交換

☆劣化したカップリング・コンテセンサーの交換
 ・使用部品メーカー: オレンジドロップ(CDE, SBE) 
 ・目的: 音質低下やノイズを引き起こす劣化部品の除去

☆劣化したセラミックディスク・コンデンサーの交換
 ・使用部品メーカー: CRL, Sprague, Murata 
 ・目的: Vibrato の揺れ復活。Treble・Bright の音質向上

☆劣化した電源コード(power cord) の交換
 ・使用部品: 芯線の太さAWG 16 x 3芯
 ・目的: 安全性の向上ならびに安定電源の確保

☆劣化したスピーカー・ケーブルの交換
 ・使用部品メーカー: Belden と WE(Western Electric) ヴィンテージ
 ・目的: 音質向上

☆劣化した真空管ソケットの交換
・使用部品: セラミック製 US Octal 8ピン x 3個
・目的: 耐熱性の向上による長寿命化

Mallory made silver electrolytic capacitor
付いていたアルミ電解コンデンサー、マロリー

New caps are sprague ATOM and F&T
新しいコンデンサー Sprague ATOM と F&T/新しい抵抗x2/ 配線材(1000V 耐圧 Belden)

old silverface circuits
作業前のアンプの回路

new parts are installed.
オーバーホールとブラックフェーシング後の回路

worn out original speaker cables
作業前のスピーカーケーブル

Belden and WE are used to build cables.
新しいスピーカーケーブル、配線はブラックフェースと同じ方式、Belden と WE 使用

Heat stress damaged pins of sockets
熱ストレスでダメージを受けた真空管ソケット(パワーチューブ用) x2

amp chassis two sckets are removed
パワーチューブ用ソケットを取り外したところ

several pins were dameged
熱ストレスでピンの折れた整流管用のソケット

used ceramic sockets to replace
熱に強いセラミック製の真空管ソケットに3つとも交換

B) 音質を追求したブラックフェーシングの実施

☆ ブラックフェースに適した配線材へ変更
 ・使用部品: Cloth replica wire ( 布被膜の単芯線 )
 ・目的: ブラックフェースと同じ配線レイアウトにし音質向上
 ・解説→
   シルバーフェースに元々付いている配線材は被膜が厚いのが特徴
 配線材をまとめたり拠ったりする配線レイアウトができません。
 Cloth replica wire を使うと配線のまとめや撚りが簡単になります。
 しかも絶縁性能は太い被膜のシルバーフェースのものと同じです。
 ブラックフェースと同じ配線のとりまとめや撚りを施し、
 美しい配線レイアウトにすることでブラックフェーシングが可能と
 なります。回路をブラックフェースにして音質を良くしつつ、
 発振しない、ノイズが出ない、安定したアンプに仕上げられます。

☆ ブースト回路の取り外し
 ・目的: 不要な発振・ノイズを減らし、回路を安定化する 
 ・解説→ブースト回路はリバーブ・トランスの出力を流用します。
     本来はリバーブのためだけに使われるリバーブトランスの
     信号をアンプの後方からアンプのフロントまで長い配線材で
     這わせる構造です。この余分な配線によるノイズと発振を
     なくすことにより、ブラックフェーシングした回路を安定
     させます。


many hook up wires and power cord replaced
ブラックフェーシングのために多数の配線材を交換(左) 安全のために電源コード交換(右)


enclosed foot switch jack hole of rear panel
リアパネルのブースト用フットスイッチのジャック穴は塞いであります
 

4. 当アンプの YOUTUBE 動画 GAMPS_GuitarAmp  

以下の3つの動画をまとめています。
  検索ワード:  GAMPS_GuitarAmp
  動画のURL: https://youtu.be/ryv1AkhkKBo
☆作業前の試奏テスト、音質と機能チェック
☆オーバーホールとブラックフェーシング作業の様子
☆作業後の試奏テスト、音質と機能の改善チェック
   

    

5. 取り扱い説明書 と予備の真空管

当アンプには取り扱い説明書と予備の真空管が付属しています。

SOLD, Thanks.  

売れました。ありがとうございます。


#FenderAmp, #VibroluxRever4b, #フェンダーアンプ, #ヴァィブロラックスリバーブ,

2022年5月31日火曜日

Fender Bassman 50 Silverface

SOLD thank you


70年代製の Fender Bassman 50 のオーバーホールをしました。

1998年5月にノースカロライナのシャーロットに出張していた時、
休日に出かけた楽器屋さん、確か Music Go Roundという名前、
で買ったものです。

中古で購入した後、30年以上経過し、回路部品の寿命も尽き、
オーバーホールして新品当時の音を蘇らせることにしました。

Picture of silverface Fender Bassman after reconditioning
Fender Bassman silverface

完成後のサウンドクリップ追加 ( 2022 APR )



1. Grill cloth の交換

グリルクロスはわずかな切り傷があると次第に傷口が広がります。
張り替えることにしました。

removing the cloth from front board
グリクロスをリムーブ

ブラックフェースに使われているクロスの色合いに近いものにして
みました。クロスを変えるだけで、落ち着いた雰囲気になります。
cloth color is changed
クロス張替え前後

2. フィルターキャップのオーバーホール

30年前、購入した時点で、
フィルターキャップのアルミ電解コンデンサーは既に交換されて
いました。それから30年経ち、もうとっくに寿命を迎えています。
新しいコンデンサーに総交換しました。

同一メーカーで揃えずに、 3つのメーカーのコンデンサーを
ミックスして使います。音質と信頼性の両立にはこれが良い。

デカップリング抵抗はセラミックコンポジション抵抗に交換し、
音質は変えず、耐久性を向上します。

高電圧のかかる( 300V 超 ) 配線材は耐圧1000V のベルデンに交換し
漏電の危険性を低減しました。

アンプの増幅回路に電源供給するフィルターキャップ部分を
徹底的に強化することで、低ノイズで、迫力のある良い音を
長く保てることを目的としています。

before and after the replacement
フィルターキャップのオーバーホール

3. 整流回路のオーバーホール

ベースマンは整流管ではなくダイオード整流です。
6本あるダイオードのうちの 1本に高圧放電の変色がみられます。
この付近に絶縁不良があり、放電したかもしれません。
残りの5本は痕跡がなく音も出ていました。
音に迫力が掛けていた要因の一つです。

there was a burnt mark on the outer casing
Charned diode

整流回路部品を一旦全て取り払い、回路ボードを洗浄した後、
整流回路用 Diode x 6,Bias 回路用 Diode x1,抵抗 x1,アルミ電解x1
を交換しました。
絶縁不良を取り除き、部品を新しくし、安定稼働させます。

同時にバイアス回路は バイアスの深さ調節が行えるように
回路変更しました。

before and after the replacement
整流回路のオーバーホール


4. 増幅回路全体のオーバーホール

ギター信号の入力から プリアンプ、トーンスタックを通り
再増幅してフェーズインバーターに入りパワーアンプに到達する
一連の増幅回路のオーバーホールを行いました。(写真参照)
フィルム・コンデンサーは主にオレンジドロップに交換
カーボンコンポジット抵抗は新品に交換しています。

増幅回路のカーボン・コンポジット抵抗を異なるタイプ
( 金属皮膜、酸化金属皮膜、カーボンフィルム等)に変更すると
音質は激変してしまいます。
金属皮膜にすると変に固く、高域寄りの音になる。
カーボン・フィルム抵抗にすると、迫力の欠けた感じがします。
同じカーボンだからいいじゃないかと思われるかもしれませんが
やってみると如実に音が変わります。

増幅回路に使う
カーボン・コンポジット抵抗の音の感じは他の抵抗では出せません。
一方で、電源回路の抵抗は
カーボンコンポジットで無い方が信頼性が高まり、音質は変わりません。

この違いを実験したり、経験積んで体感すると面白いです。

実験をするということは、
結果には自分で責任を持つ。自分でする行動なのだから。
人のモノマネをしたり、パクリをせず、自分の考えで行動する。
人の考えはあくまで参考とする。
失敗したら、良い結果になるまで、あきらめず作業し直す。
常に論理的思考と自由な発想とを組合わせる。
やってることが論理的に合致しているかを自分で考える。
豊かな発想を心がけ、頭が固くならないようにしておく。

と常々思っています。
before and after the parts replacing
増幅回路のオーバーホール

グラウンド母線

板厚 2mm 幅10mm の銅の板を使い、グラウンド母線を敷設しました。
Fender アンプはシャーシー全体をグラウンドとみなす多点接地です。
アンプが古くなり接合部やハンダ付け部が古くなると、
シャーシーグラウンドの導通が悪くなり、
ノイズが出やすくなります。

グラウンドは ゼロ電位です。このゼロ電位をきちっと 0 V に保つため
導電体の質量が多めの銅板を使います。

アンプは、低ノイズとなり、美しいクリーンサウンドがさらに際立ち、
楽しむことができます。
using copper bar of 2mmx100mm material
グラウンド母線を敷設しノイズ低減

Fender アンプのパワーチューブの真空管ソケットには以下の2種類の
抵抗が接続されています。
5番ピンに、 1500Ω 1/2W のグリッドストッピング抵抗。
4番ピンには 470Ω 1W のSG ストッピング抵抗。

この 2種類の抵抗は寄生発振の抑止が目的で取り付けられています。

この抵抗とソケットピンとの接続方法は
真空管ソケットの空きピンである 1番ピンと 6番ピンを使い、
真空管の底面に対して抵抗の筐体が水平になるようにハンダ付け
されているのがオリジナルの方法です。

このハンダ付方法を止めにし、
新たにラグ端子を使い、
真空管底面に対して抵抗が垂直に立つ形に配線しておきます。
この垂直接続は寄生発振をさらに起こりにくくします。
itis for oscilation reduction
垂直にストッパー抵抗を取り付け

完成しました。
新しいパワーチューブに交換し、バイアス調整をし、
テスト試奏しました。
under testing
完成



音質は、

ギターを使用した場合、

・迫力があり、張りと艶のあるクリーンが美しい。
・ピッキングの動作で敏感に出音が反応する。
・ギターのボリュームコントロールを駆使してソロ・ギターが可能
・Noramal Channelでも Bass Channel でも使用可能
・Bass Channel はプリアンプ増幅段が一個多い分、深みが加わります。



ベースを使用した場合、

・暖かいベースの音が出しやすい。
・真空管ならではの音の輪郭があり暖かい。
・分厚く分離感がある音です。
・アコースティックベースやホローボディーとの相性抜群です。
・Deep スイッチは中域がバタつく時や出すぎるときにオンすると
 すっきりした音にできる便利スイッチです。

今回MOD した回路について

当アンプを初めにオーバーホールした当初は AA864という回路図に基づいてオーバーホールとブラックフェーシングをしました。(1964年のプロトタイプ時点での回路) しかし、試奏を続け弾きこんでいくと、低域の暴れが出たり、中域の癖が耳につきました。
1964年のすぐ一年後に回路図変更されているのは、やはりプロトタイプの音がよろしくなかったということです。

何度か試行錯誤を重ね、最終的に、AB165 回路にMOD しなおました。

ご参考までに回路図を添付しておきます。
gif schematic of Fender AB165 circuit
Fender AB165 schematic



#FenderBassman #Bassman #真空管ベースアンプ

2021年6月20日日曜日

Fender Super Champ 販売

Fender Super Champ 

70年代半ば、メサブギーの歪むアンプを意識し、ポール・リベラ が設計したアンプ。

キャビネットの大きさは Champ と同じ。

スピーカーは Champ の8インチよりも大きい10インチ径。

パワーアンプはChamp の 6V6GT 一本のシングル・エンデドではなく、 6V6GT 二本のプッシュプル。

回路構成は Princeton Reverb によく似ているもののコンデンサーの値が異なり 、Master Volume が追加され、スイッチ切り替えする Leadモードを搭載している 。

サウンドは Princeton Reverb よりも元気でやんちゃな感じ。

クリーンの状態で、Master を下げ Volume を上げるとクランチする。

リード・モードはよく歪むものの、耳に痛くない上品さもある。

Super Champ front view


Super Champ rear view

内部回路と直接繋がっていたスピーカーケーブルをフォンジャックタイプに変更。ノイズ低減のためにライン出力端子を削除
音圧の向上と使い勝手の向上を両立。( 下の写真 )
Super Champ rear left view

ノイズ低減のためフットスイッチ端子2個を削除。
接触不良防止のためにリバーブケーブルを新規交換。(下の写真)
Super Champ rear right view

金属プレートやネジは錆びもなく美しい。
トーレックスにも傷や汚れはない。
Super Champ top right view

Super Champ top left

グリルクロスは汚れやほつれがなく、クリーニングすると美しく光沢。
Super Champ front grill

コントロールパネルは傷やベントは無い。
Super Champ control panel, left side

Super Champ control panel center

Super Champ control panel right side

サイドのトーレックスも美しい。
Super Champ left side view

Super Champ right view

この固体はトーレックスの破れもなく、グリルクロスもきれい。
金具の錆びなくきれい。前オウナーさまの保管状況が良かった。

実施したオーバーホールと MOD の内容

6C10 真空管を 12AX7真空管 2本 に置き換え

Super Champ で使われている真空管の種類は以下の4種類
 12AX7、12AT7、6C10、6V6GT 
Picture of 12AX7 tube and 6C10 tube
6C10真空管は、ガラス管の中に3個の増幅素子が入っている、めずらしい真空管。ピンは12本あり、形状も丸々とした太いガラス管が印象的なプリ管である。
(通常プリ管というと増幅素子が2個入った9ピンが主流である)
6C10 は、ヴィンテージ真空管を扱うお店でさえも売り切れている。
SOVTEK や Electro Harmonics 等のメーカーでも生産はされていない。
GAMPS にも在庫は中古管がたった1本残っているだけである。

真空管は昔の電球と同じくフィラメントが内部にあり、電気を熱に変えて光っている。使えば使うほど劣化する。将来必ず交換する日がやってくる。在庫も無く、生産もされていない 6C10 のままでアンプを使い続けるのには無理がある。

ここで朗報がひとつ。プリ管の12AX7は現行メーカーも生産を続けている。
しかも、 増幅素子の増幅率が6C10と同じ100である。
違いはガラス管の中に増幅素子が2個しか入っていないことである。
comparison chart of 12AX7 and 6C10

ヒーター消費電流は 6C10 が600mA、
12AX7 はその半分の300mAである。
つまり、6C10 一本の代わりに 12AX7 二本を使っても、全く問題無し。
消費電流は 600mA で変わらず。増幅素子の数は一個増えて4個になる。
余った一個の増幅素子はノイズの出ないようにキルしておけばよい。 

6C10 用の12ピンソケットを取り除き、
リバーブ・トランスの向きを変更し、
空いたスペースに12AX7 用の9ピンソケットを2個取り付け、
ソケットと回路の配線をやり直せば良い。
Super Champ digging a hole for 12AX7 to replace with 6C10

内部回路のオーバーホールとレストア

Super Champ  original circuit parts and wiring
作業前のオリジナルの回路 コンデンサーや抵抗は劣化が進み変色している

Super champ removed parts
オーバーホールとレストアのために取り外した部品
新しい部品に交換することにより
 ① 素晴らしいサウンドを取り戻すことができる
 ② 配線方法と部品配置を調整することでノイズを極限まで減らせる
 ③ これから先、軽いメンテだけで故障知らずでの信頼性を得られる

Super Champ after overhauling and restoring
オーバーホールとレストア実施後の回路

スピーカーケーブル

GAMPS ( ギャンプス ) では、もはやこれが定番のスピーカーケーブル。
WEそのもの、もしくは WE復刻版のスピーカーケーブル線材を2本使い、適正な撚りを施し、感電防止のためのプラスチック外被のジャックと3M製ファストン端子でスピーカーケーブルを製作した。
GAMPS original speaker cable

真空管の選定

真空管は全て新品にし、信頼性を高めておく。
GAMPS では、全ての真空管を同じメーカーの同じ型番に統一することはほとんど無く、適材適所に色々なメーカーの色々なタイプを使っている。
但しパワー管だけは必ずマッチドペアでないといけない。
all new tube installed

パワーチューブは Electro Harmonics の 6V6GTのマッチドペア 

プリチューブは写真右から
 V1(トーン・シェイピング) : Tungsol Reissue 製 12AX7
 V2( リバーブ・ドライバ)   : JJ 製 ECC81 ( 12AT7)
 V3( リバーブ・リカバリ)   : JJ 製 ECC83S ( 12AX7 低ノイズ管)
 V4( フェーズ・インバータ): JJ 製 ECC83MG ( 12AX7 Mid Gain管)

スピーカーの選定

搭載する10インチスピーカーを2つの候補から選ぶことにした。
ひとつは JENSEN JCH10/70 Made in Italy で 12年前にストックしておいた。試奏すると中低域が豊かでいながら艶と張りのある音がした。イタリア製Jensen のセラミックマグネットを使ったいわゆるよく出会うFender らしい音がした。
Lead チャンネルの音は低域が前に出る分、少しくもった感じがした。
Jensen JCH10/70 tested

もうひとつは Fender の交換用ブルーアルニコの036457。
これはEminence の Legend 1028K と同等品である。
高域がたくさん出て、元気な音。鈴なりが多く、ストラトで弾くとトーンコントロールを絞り気味にしても使える音が出た。
Lead チャンネルの音も明るく元気な音である。

Lead チャンネルにも相性が良いことから、036457 に決定した。
Fender 036457 speaker tested


今回販売するSuper Champの特徴

オリジナルの電源トランスは日本向け100V 仕様が付いている。
オリジナルの出力トランスもまだまだ現役で使える。
小柄であるにも関わらずとても大きな音圧と迫力が得られるのが特徴。
キャビネット全体の痛みの少なさ、錆びの少なさも含め、この固体を手にできる人はとてもラッキーだと思います。
100V PT is originally installed

3p power code
新しい3P電源ケーブル 真ん中のグラウンド端子は安全上折ってはいけない

セッティング例

① クリーン
Clean setting
クリーン時はMaster大きめ、Volume絞り気味にする

②クランチ
Crunch setting
Volumeを上げていくとクランチしだす。音のが大きすぎる場合 Masterを絞る

③ Lead mode 1
Lead mode
Volume ノブをプルすると Lead Mode 。右から2番目の Level が機能する

④ Lead Mode 2
Lead Mode 2
Leadモードの歪みは Volume, Level, Master のツマミで色々変化する

ギャンプス在庫の ヴィンテージ Fender Super Champ の販売

今回の Super Champ のお値段は \ SOLD  円です。
完成するやいなや、関東平野方面に旅立ってしまいました。

「完成してしばらくの間は手元に置き、自分の楽しみで弾きたかった」
「色々なところに持っていって、ああでもない、こうでもないと話のネタにしたかった」というのが本音。色々な音が出せて遊べるアンプである上にノイズ・レベルは極小に仕上がった。

しかし、長い間アンプ置き場で手つかずで眠らせていたのも事実。
可愛がってもらえるお客さまがいらっしゃるのであれば、リーズナブルな値段設定で、早くもらわれることで、このうっとおしいコロナ禍に何らかのお役に立てればと思う次第です。


追伸: 
以前から宣言しておりました通り、Super Champ のオーバーホール・レストアと MOD の仕事はこれにて打ち止め終了です。手間と時間かかりすぎて、やってらんないのです。

では、早速次の仕事に取り掛かります。
GAMPS ( ギャンプス ) オリジナルアンプ 2510 かな ? 3512かな?
Fender Vibro Champ を PP アンプにMOD した ChamPrin かな?
それとも……