ギャンプスのギターアンプ技術を総結集させた
フラッグシップモデル Green Reverb
満を持しての登場です。
サウンドコンセプトは、
太く艶があり、ビッキングダイナミクスに敏感に反応し、
暖かく、且つ、腰くだけしない、絶妙のクリーンサウンドです。
エフェクター無しで、ギターのボリュームコントロールだけで
バッキングかにらソロまでこなせる実力をもっています。
「歪ませていないのにソロが採れる音」を体験できます。
オールチューブドライブのリバーブを搭載しています。
GAMPS Green Reverb |
【コントロール】
左から
Input 1, Input 2
Volume, Treble, Bass
Enhance Switch
Reverb Switch
Reverb
Face plate of Green Reverb |
Enhance スイッチとは、
「通常ならば削られる倍音を削られないようにする」スイッチです。
オンにするとゲイン感が増します。ハイゲインチャンネルにスイッチしたと勘違いするくらい高感度になり、音圧感が増します。
機構としてはゲイン段数に変化はありません。
Enhance Off 時=ブラックフェース AB763 の回路に近い音
Enhance On 時= AB763 では削られる音を捨てずに生かす
注) 但し、
Enhance ON と同時にリバーブのレベルを深く(8 よりも大きく)
するとアンプは発振します。
リバーブをカットして発振から逃れられるようにリバーブポットの左にリバーブのキルスイッチを付けてあります。
Enhance On で Reverb 10 というような、そんな使い方をする人はおられないと思っておりましたところ、実際にはいらっしゃいました。
【キャビネット】
近年では国産アコースティックギターのボディーにも使われる美しい
桜( Cherry ) を堅牢なフンガージョイント構造で組み込みました。
トーレックスは貼らず木肌を活かすオイルスティン仕上げです。
板厚を大きくし、スピーカー効率を最大限に引き出しています。
同時に不要な共振を抑え、回路の機械振動を極小化し、
さらなる音質のクリア化に貢献しています。
「堅牢さ」と「持ち運び可能な重さ」の両立を実現しています。
側板の上部に手が入る掘り込みを入れ、持ち運びやすくしました。
他のアンプには無い仕様です。
このキャビネットは木工房yz のお力をお借りし、製作いたしました。
Side View of Green Reverb |
Rear View of Green Reverb |
【スピーカー】
スピーカーは音の厚みと質量の軽さの両面を兼ね備えた
Neogium マグネット仕様です。
Eminence の Lil' Texas を搭載しています。
スピーカーケーブルは AIW 社製 GE 復刻版使っています。
美しいクリーンを迫力の音圧で再生します。
Lil' Texasスピーカーが GreenReverb の回路の音を 100%
活かし切ることができます。
しかし、敢えて交換スピーカーの候補を上げるとすると、
以下2機種ぐらいでしょうか。(2018年7月現在)
① Eminenceの Tonker Lite
② Weber のNeomag 12 ( Ted Weber 亡き後は生産されていません)
Eminence Lil' Texas's speaker magnet |
【トランス】
サウンドの要となる出力トランスと電源トランスは
マーキュリー製の GreenReverb 専用トランスです。
チョーク(CT) は
マーキュリー製のブラックフェース用トランスです。
リバーブトランス(RT)は
Fender 純正互換の米国製トランスです。
【トランス型番】
出力トランス(OT):
MercuryMagnetics製 型番:GAMPS-GREENR-O
電源トランス(PT)
MercuryMagnetics製 型番:GAMPS-GREENR-P
チョークトランス(CT)
MercuryMagnetics製 型番: FBFS-C3H
リバーブトランス(RT)
米国製互換タイプ 型番: 037099
Green Reverb Transformers |
Green Reverb OT Transformer specially tailored by MercuryMagnetics |
Green Reverb PT Transformer |
【GreenReverb の回路】
ベースは Fender の AB763 回路に置きつつ、
Vibroverb にSRVが施した MOD の要素も組み込み
その上で ギャンプス独自の回路に仕上げました。
Enhance Switch もそのひとつです。
GreenRevereb Hand Wired circuit |
Volume, Treble, Bass のノブでサウンドをコントロールする回路をトーンスタック(Tone Stack) と呼びます。
仮にFender ブラックフェース AB763回路図のデッドコピーの音は、
下図のように中域が谷のように削られた周波数特性となります。
Tone Stack simulation |
数多くの修理や MOD をお引受けしたり、
オリジナルアンプで実装実験をしたりして、
回路のどの部品をどのような値にすれば、どんな音になるのか、
部品の材質や、メーカはどこを選べば、どのような音質になるのか、
というノウハウと技術の蓄積があります。
a) 絶妙な部品の値の決定と、
b) 最適な部品選択(材質・メーカー)
を駆使し、サウンドを下図のように自在に動かすことが可能です。
Tone Stack Simulation 2 |
① 太く艶があり、ビッキングダイナミクスに敏感に反応
② 暖かく、且つ、腰くだけしない、絶妙のクリーンサウンド
③ エフェクター無しで、バッキングかにらソロまでこなせる
を実現するために、
ノウハウと技術力を回路の隅々にまで生かし、
GreenReverb 独自の回路に仕上げ、
Flag Ship の名にふさわしいサウンドを実現しています。
Tone stack actual circuit |
Volume, Treble, Bass, Enhance |
【サウンドのサンプル Part1】
アンプセッティング Vol 3, Treble 6, Bass 3
リバーブ無し、エンハンス無し
使用ギター KingSnake Curtis P/U P90
参考→ Curtis のウェブサイト
【サウンドのサンプル Part2】
アンプセッティング Vol 3. Treble 6. Bass 3.
リバーブ・オン、エンハンス・オン
使用ギター Rozeo Ladybug CB P/U Humbacker
参考→Rozeo ギターの Facebook ページ
GAMPS GreenReverb |
#Rozeo #Ladybug #KINGSNAKE #Curtis
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